トップページ/欧洲杯足球网_十大博彩公司-投注官网 経済学部の伊藤志のぶ教授のゼミ生らが折れたバットのアップサイクルの成果を寄託

キーホルダーや新作のスマホスピーカー、スツールなどの販売で得た収益約23万円

収益を寄託した伊藤ゼミの学生や名古屋聾学校の生徒ら 収益を寄託した伊藤ゼミの学生や名古屋聾学校の生徒ら

愛知大学野球連盟から譲り受けた折れたバットをアップサイクルして木工製品に生まれ変わらせるプロジェクト「SDGs大作戦」に取り組んでいる経済学部の伊藤志のぶ教授のゼミ生と愛知県立名古屋聾学校(名古屋市千種区)の生徒たちが12月11日、これまでに製作した製品を販売して得た収益約23万7000円を、社会福祉法人中部善意銀行に寄託しました。能登半島地震の被災地の復興支援に役立てられます。

「復興半ばの能登半島地震の被災地支援に活用を」と中部善意銀行へ

  • 「SDGs大作戦」の活動を報告する國正さん(左) 「SDGs大作戦」の活動を報告する國正さん(左)
  • あいさつする渋井教授 あいさつする渋井教授

「SDGs大作戦」の4年目となる今年は、廃バットでコースターやキーホルダー、スマホスタンド、箸などに加え、新作としてスマホスピーカーやレクサスのシートと同じ生地とパレットを使ったスツール、ボードゲームのゲーム盤も製作。名古屋聾学校の文化祭と名城大学大学祭に加え、今年は8月末に愛?地球博記念公園で開催された「地球を愛する学園祭」でも展示?販売したことから、収益金は2024年度よりも10万円以上増えました。

収益金は、1年目は「緑のリサイクルにつながる」と愛知県緑化推進委員会の「緑の募金」へ、2年目は東海テレビ福祉文化事業団からFNSチャリティーキャンペーンを通じてパキスタンの子どもたちへ、3年目は中部善意銀行から能登半島地震の被災地へ贈られました。今年も伊藤ゼミの学生と名古屋聾学校の生徒が話し合い、ガザ地区やウクライナの紛争地も候補に残りましたが、「復興はまだ道半ば」と能登半島被災地に決めました。

この日、中部善意銀行がある名古屋市中区の中日新聞社で行われた贈呈式には、伊藤教授、伊藤ゼミ3年の國正和真さんと大岩睦明さん、名古屋聾学校の教員と生徒4人、愛知大学野球連盟理事で経済学部の渋井康弘教授、レクサスのシートを贈ったトヨタ紡織猿投工務部の三浦慎二部長らが出席。初めに、國正さんが活動内容を報告し「文化祭や大学祭ではどのような活動を行っているかを説明しながら販売しました」と紹介しました。

「あらためて被災地への思いを考える機会になりました」とゼミ生たち

続いて、渋井教授が「野球部員たちのSDGsへの意識も高めている有意義な活動です」とあいさつ。愛知大学野球連盟を代表して中部大学硬式野球部主務の長谷嶺さんが目録、名古屋聾学校専攻科1年の兼田慎太郎さんが寄付金を、中部善意銀行の鈴木長明常務理事に手渡しました。鈴木常務理事は「寒い日が続く被災地で有効に使ってもらえるように、皆さんの温かい気持ちを込めて寄付金を能登半島に贈ります」と述べました。

式の終了後、國正さんは「折れたバットから作ったことが分かるように作品を製作しました。聾学校の皆さんと一緒に作品を作るのは貴重な経験になりました」、大岩さんも「障害のある方たちとの交流で認識が変わりました。また、あらためて能登半島地震の被災地への思いを考える機会になりました」と振り返っていました。

  • 目録を手渡す長谷さん 目録を手渡す長谷さん
  • 寄付金を手渡す兼田さん 寄付金を手渡す兼田さん
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
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